にろすのおうち

将棋とカラオケとドラクエと妻が好きな30代男性です。なんでもほどほどに。

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究⑭

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車研究 先手向かい飛車VS後手三間飛車第14回やっていきます。

前回はここで▲38銀を調べました。
別の手を考えます。

▲56銀ですね。
角にあてながら次の▲45銀を含みにしているので、
前回の▲38銀よりかは圧倒的に多い。

少し進めます。
▲56銀以下、
△33角▲88飛車△72銀▲48玉△71玉▲38銀△42銀▲39玉△52金▲58金△54歩。

 

手数は長いですがここまでよくある進行です。

お互い美濃囲いで進んでこの図面。
この研究記事では後手側は美濃囲いで組むことを前提に考える。
先手側は後手から端攻めが早そうなら金無双、そうじゃなければ美濃囲い。

ここで先手の手番ですが、気になる手があります。

▲45銀!今回はこの手をテーマ図に調べようと思います。
菅井ノートに書いてる手で、後手指しやすいとなってますが実際難しい

ちょっと進めます。
▲45銀以下、
△24飛車▲36銀。

ここで後手の手番ですが、
①△53銀
②△55歩
が考えられます。

①△53銀
△53銀ならどうか。
△53銀以下、
▲35銀△14飛車▲86歩△55歩
▲85歩△74飛車▲67金。

結果図は先手指せる。
飛車が窮屈で後手大変な局面です。

後手は△53銀とか△82玉とか、ゆっくり駒組みしてる場合じゃなさそうです。

②△55歩
△55歩。飛車の横効きを先に通しておくくらいだと思う。

ここで先手の手番ですが、
②-1▲35銀
②-2▲86歩

が考えられます。


②-1▲35銀
▲35銀ならどうか。

▲35銀以下、
△54飛車▲86歩△53銀▲85歩。

結果図は互角ながら先手指しやすい。
先手は囲いが完成しているし形も軽いけど、
後手は5筋で1歩交換してもその後どうするか難しいように思う。

②-2▲86歩
▲86歩ならどうか。

▲86歩以下、
△53銀▲85歩。

結果図は互角ながら先手指しやすい。
これも②-1と同じでここで△54飛車には
▲28玉でいいと思います。

ここ▲28玉に対して△56歩は、
▲56同歩△56同飛▲67金が受けの形。これは覚えておきたい。

というわけで結論。
①△53銀⇒先手指せる。
②△55歩⇒互角ながら先手指しやすい。

でした。
菅井ノートには後手指せると書かれてるんですが、
先手の方がいいような・・・プロ的には後手指せるんかなあ(^^;)

次回はここで▲45銀以外の手を考えてみます。
ここまで読んで頂きありがとうございました。