相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究⑤
こんにちは。nirosu2です。
相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究第5回やっていきます。
この形を巡る攻防をいろいろと調べてきました。
前回は△33桂、前々回は△55角をやりました。
今回は△36歩からの戦いを深掘りしていこうかなと思います。
ここで先手の手番ですが
①▲37歩
②▲48玉
③▲56銀
が考えられる。
①▲37歩
▲37歩ならどうか。
これは打たれた歩を消しながら銀を前に出そうという手です。
後手から考えられる手としては、
①-1△37同歩成
①-2△33桂
が想定される。
①-1△37同歩成
△37同歩成ならどう指すか。
△37同歩成以下、
▲37同銀△33桂▲48玉△25桂▲46銀。
結果図は先手指せる。
これは前回調べた△33桂と同じ理屈。
①-2△33桂
△33桂ならどうか。
これに対しては先手違う対応が必要になります。
△33桂以下、
▲36歩△45桂▲68玉△55角▲46飛車。
結果図は先手良し。
▲46飛車がぴったりの受け。
後手歩切れで37に歩が打てないので継続がないです。
②▲48玉
▲48玉ならどうか。
これは構わず囲おうという手です。
▲48玉以下、
△55角▲37歩△37同歩成▲37同銀△36歩▲46銀△28飛車。
結果図は互角ながら実戦的に後手指しやすいと思います。
局面は互角でも先手だけかなり攻め込まれてるのが気になりますね。
結果図以下▲39玉で受かってるかもしれないですが、
先手側が好んで指すような変化ではないと思う。
③▲56銀
▲56銀ならどうか。
ここで後手の手番ですが
③-1△72銀
③-2△14歩
が考えられます。
③-1△72銀
△72銀ならどうか。
△72銀以下、
▲48玉△14歩▲46歩△32銀。
結果図はいい勝負です。
穏やかな進行でお互い囲い合っていくと思われます。
③-2△14歩
△14歩ならどう対応するか。
これに対して▲16歩と挨拶はしたくないものです。
③-2-1▲48玉
③-2-2▲26飛車
が良いと思われます。
③-2-1▲48玉
▲48玉ならどうか。
②の変化を踏まえてになりますが、
今度は56に銀がいてるので△55角がないです。
▲48玉以下、
△72銀▲46歩△13角▲47銀△71玉▲38金。
結果図は一局の将棋です。
先手も陣形がしっかりしているし、
後手も動かす駒が難しいですが片美濃囲いが完成してこれからって感じでしょう。
③-2-2▲26飛車
最後に▲26飛車を調べておきます。
これがやりたいので▲56銀を指してるというのもあります。
27の成と36の歩を狙っています。
▲26飛車以下、
△32銀▲96歩△72玉▲48玉△82玉▲95歩。
結果図は互角ながら先手指しやすい。
36歩は取ると見せかけて取らずに進めるのも有効です。
後手から動かす駒が難しく、先手の方が指しやすいと思います。
結論ですが
①▲37歩⇒先手指しやすい。
②▲48玉⇒後手指せる。
③▲56銀⇒互角
でした。
次回はこの形の攻防の最後に、△14歩をやっておこうと思います。
将棋クエスト2切れでよくされる手なので調べておきます。
ここまで読んで頂きありがとうございました。