にろすのおうち

将棋とカラオケとドラクエと妻が好きな30代男性です。なんでもほどほどに。

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究⑩

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車研究 先手向かい飛車VS後手三間飛車第10回やっていきます。

駒組みだけで既に10回目を迎えてしまった(^^;)
長くなりそうですがお付き合いいただければ幸いです。

前回はここで▲66角を深掘りしました。
今回は他の候補手やっていきましょう。

▲68金!

77の桂を受けるとなれば浮かぶ手だと思う。
今回はそれをやっていこうかなあと思います。

ちょっと進めます。
▲68金以下、
△28角成▲28同銀△79飛車。

これですね。
早くも厳しそうな一着がでましたがここからの対応を考えていきます。

ここで先手の手番ですが
①▲58玉
②▲48玉
だと思います。

①▲58玉
▲58玉ならどうか。
▲58玉以下、
△99飛車成▲56角△36飛車▲23角成△52金▲37歩△35飛車。

結果図は後手指しやすい。
先手から指す手が難しい。
後手はすぐ何かあるっていうわけではないけど、
△42銀や△72玉など指し手に困らないので、先手の方が苦労すると思う。

 

②▲48玉
▲48玉。
58だとこの局面だけ見たらバランスは取れてるけど少し進んだら指し手が難しそうでした。
これに対しては△99飛車成でしょう。

ここで先手の手番ですが、
①-1▲37銀
①-2▲56角
が考えられます。

①-1▲37銀
▲37銀ならどうか。
▲37銀以下、
△22銀▲39玉△33香車▲64歩△64同歩▲45角△72銀▲82角△44歩。

結果図は後手良し。
△22銀~△33香車がわかっていても厳しい。
▲64歩~▲45角と反発しますが結果図のようになり手がない。

①-2▲56角
早めに角打った方がよさそうに思うので、角打ちを考えてみる。
いきなり45にうつのは△44歩とされそうですから、▲56角としてみましょう。

これにたいして後手からは、
①-2-1△98龍
①-2-2△36飛車
が考えられます。

①-2-1△98龍
△98龍ならどうなっているか。

△98龍以下、
▲78金△36飛車▲23角成△66香車▲64歩。

結果図は後手指せる。
厳しい攻めが刺さっているように見えますね。

結果図で▲37歩としても△33飛車とされてうまく逃げられてしまいます。


①-2-2△36飛車
①-2-1でよさそうでしたが他の手段も考えてみます。

△36飛車だった場合はどうなるか。

これに対しては、
①-2-2-1▲23角成
①-2-2-2▲64歩
が想定されます。

①-2-2-1▲23角成
▲23角成ならどうか。
▲23角成以下、
△52金▲37歩△32飛車▲58金。

結果図は互角。こうなるならまだ先手持ってもいけそうか?
でも香先に取られてる分局面は後手が少し指せるのかなとは思う。

①-2-2-2▲64歩
▲64歩ならどうか。
▲64歩以下、
△72玉▲63角△82玉▲56銀△88龍▲58金。

結果図は難解。
こうなるなら先手持ってもいいかな?

というわけで結論。 ※分岐は△28角成▲28同銀△79飛車の所から
①▲58玉⇒後手指せる。
②▲48玉⇒後手指せる。

でした。
まあ思った通りというか、感覚的に調べなくても分かる展開でしたけど
やっぱり無理そう。

次回はここでもう一つ別の手段がないか考えてみます。
ここまで読んで頂きありがとうございました。