にろすのおうち

将棋とカラオケとドラクエと妻が好きな30代男性です。なんでもほどほどに。

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究⑪

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車研究 先手向かい飛車VS後手三間飛車第11回をやっていきます。

前回の続きから。
▲37歩と受けた局面を考えていきます。

ここで△32飛車とか△34飛車だったら▲56歩でいいと思います。
▲37角成と突っ込んでくるのは無理だと思うので、
角を逃げるくらいですが、▲48銀から銀を中央に使っていけば自然と先手指しやすい序盤戦だと思います。

よってここは、△76飛車。

今度は77の地点が両取りです。
受けるなら角を打つか金上がるか玉上がるかですが、
角を打つのは勿体ないと思いますので、
金上がるか玉上がるの二択なんですが、

▲68金だと△36歩が厳しいです。
▲48銀としても、
以下△37歩成▲37同銀△36歩▲46銀で飛車を切ってくる手がある。
そうなると後手がはっきり指しやすいでしょう。

なので▲68玉。

これでも△36歩あるんじゃないの?って思うかもいしれないんですが、
実は結構違うんです。

というのは△36歩以下、
▲46銀△46同飛車▲46同歩△46同角
▲18飛車△37歩成▲86飛車。

この飛車打ちが用意の切り替えしですが、
68玉69金型と、68金59玉型とどっちが安全か考えると明らかにこっちです。

▲86飛車以下もし△47とだったら▲79玉と手順に逃げていく順があります。

この局面でも少し後手指せるかもしれないですが、
こっちの方がいい勝負だと思う。

▲68玉の図面で考えてみます。
△36歩以外で考えるなら一回△74飛車と引くくらいだと思う。
後手一歩得ですから、それを活かしてじっくり指そうってことですね。

今日はここからの戦いなんですが、
実戦でこの局面になることほぼないと思うので今回はさらっとやります。

ここで先手の手番ですが、
①▲58金
②▲48銀
が考えられます。

①▲58金
▲58金だったらどうか。
▲58金以下、
△36歩▲48銀△33桂▲26角△72玉▲53角成△45桂。

結果図は後手が指しやすい。
先手馬は作れていますが、後手の方が駒の効率がかなりいいですね。

(写真9)
②▲48銀
▲48銀ならどうか。
△36歩の仕掛けに対して1手早く備えてる意味がある。

▲48銀以下、
△33角▲58金△72玉▲56歩△94歩▲57銀。

結果図は一局の将棋だと思います。
先手は金銀をまとめて厚く戦っていく方針ですね。
しかし1歩損で桂頭に傷があるので先手も無理ができない。

というわけで早いですが結論です。
①▲58金⇒後手ペース
②▲48銀⇒一局の将棋
でした。

②の変化もっと調べてたんですが、
駒組み編でかなりのボリュームになっちゃったのでここは割愛。
ちょっとあっさりしすぎか。(^^;)

かなり前に戻ります。
これまで駒組み編としてここで▲65歩とする戦いを調べてきました。

感覚的に無理そうじゃね?
って思うけど先手を持って意外といい勝負になりそうって部分もあったと思います。

でも改めて考えてみたいんですが、、、
▲65歩よりも、▲18飛車や▲56歩の方がいい気がしませんか?w

相振り指す人なら分かってもらえると思うんですが、
▲18飛車、▲56歩みたいな将棋の方が圧倒的に多い。

そう思って▲65歩の変化の先をそこまで深掘りするものでもないかと思い、
この記事を最後にばっさり割愛しようと思いました。
ご了承の程お願い致します。(・_・;)

次回から▲18飛車の変化やっていきます!
ここまで読んで頂きありがとうございました。