四間飛車VS居飛車穴熊 速攻編②58金右保留型
こんにちは。nirosu2です。
四間飛車VS居飛車穴熊 速攻編第2回をやっていきます。
今回から研究に入って行こうと思いますがまずこれですね。
まず▲58金右を保留して穴熊を目指すパターンをやっていきます。
これには覚えて頂きたい手があります。
それが△45歩です。
この手が非常に大事な手ですので、
振り飛車党の方は思考停止でこれを指せるようになってほしいです。
ここで居飛車の手番で、
▲66歩と▲33角成が目につきますが・・・
今回は▲33角成をテーマにお話ししていこうかなと思います。
これには当然△33同銀成りとう応じる一手です。
ここで居飛車の手番ですが、
①▲58金
②▲99玉
①▲58金右
▲58金右を見てみます。
これは▲99玉ともぐる前に▲58金右として
離れ駒を少なくした手です。
振り飛車の対応としては、
①-1△74歩
①-2△94歩
が考えられる。
①-1△74歩
△74歩を見てみます。
これは例えば▲66歩とされた時に
△73桂と桂の活用を急いだ手です。
△74歩以下、
▲99玉△64歩▲88玉△63金▲66歩△73桂▲36歩
△94歩▲79金△95歩。
結果図は振り飛車指せる。
渡辺先生の四間飛車破り居飛車穴熊編P41に書かれている結論の通りです。
居飛車側から打開が難しい形にすれば振り飛車が指しやすいと思われます。
①-2△94歩
△94歩を見てみます。
これは無難な手で98香車の後なので端歩を受けにくい意味がある。
△94歩以下、
▲99玉△74歩▲88銀△64歩▲79金△95歩▲68金寄
△63金▲36歩△73桂。
②▲99玉
▲99玉を調べてみます。
渡辺本で本線になってる手ですね。
ここで振り飛車の手は
②-1△74歩
②-2△35歩
が考えられる。
②-1△74歩
△74歩を見てみます。
これは①-1の捕捉も踏まえて候補手にいれました。
ここで居飛車から考えられる手は、
②-1-1▲65角
②-1-2▲55角
といった手も見える所です。
②-1-1▲65角
▲65角を見てみます。
この▲65角を想定していないと△74歩は指せない手です。
▲65角以下、
△22飛車▲74角△73銀▲75歩△74銀▲74同歩
△64歩▲88銀△63金▲79金△74金▲78飛車△73金。
一例ですが、結果図は振り飛車指せる。
陣形が薄いけど居飛車から追撃が難しい。
▲66銀には△46歩~△47角を狙います。
②-1-2▲55角
次に▲55角を見てみます。
これもありそうな手です。
例えば△73桂のような受け方をすると、
▲36歩~▲37角とされて角を追うのが難しい。
▲55角以下、
△92玉▲88玉△54歩▲77角△64歩▲58金△82玉
▲24歩△24同歩▲33角成△33同桂▲24飛車△44角。
結果図は振り飛車指せる…と思いたいw
囲い合いは振り飛車指せるのは他の変化で書いた通りですが、
角切る変化も美濃囲いのまま駒組みを進めていく感じにすれば問題ないと思う。
▲21飛車成~▲11龍には▲11龍の瞬間に△28歩です。
②-2△35歩
△35歩を見てみます。
これが四間飛車VS居飛車穴熊 速攻編の骨子になる手です。
石田流へ組み替えるのを含みにしています。
ここからは渡辺本に書いてる手をそのまま書きます。
△35歩以下、
▲88銀△64歩▲58金右△74歩▲66歩△63金▲67金
△94歩▲96歩△54歩▲79金△84歩。
というわけでまとめです。
①▲58金⇒振り飛車指せる。
②▲99玉⇒振り飛車指せる。
でした。
「振り飛車に角交換」という格言はありますがこの場合は違うという例でした。
ここで角交換をするのがダメそうでしたので、
次回は違う手を見てみます。
ここまで読んで頂きありがとうございました。