にろすのおうち

将棋とカラオケとドラクエと妻が好きな30代男性です。なんでもほどほどに。

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究④

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究第4回やっていきます。

後手の△36歩から1歩交換に対して、
▲38飛車と飛車をぶつけた後取った図面です。

前回はここで△55角を調べましたが今回は違う手を見てみます。

△33桂ですね。
今回はこの手を深掘りしていこうと思います。

奇襲気味の変な手なんですが調べときます。

ここで先手の手番ですが
①▲56銀
②▲48玉
の二つで考えていきます。

①▲56銀
▲56銀からみていきます。

この手さえ指しておけば
△45桂と桂をはねた後の△55角を消すことができる。

▲56銀以下、
△72銀▲48玉△71玉▲39玉△42玉▲65歩
△32金▲34歩△25桂▲22角成△22同金▲66角。

結果図は先手指せる。
囲いあって進んで後手が指す手がなく△25桂とはねるくらいですが、
角交換したら▲66角です。

②▲48玉
▲48玉ならどう進むか見てみます。

後手の手番ですが
②-1△25桂
②-2△36歩
②-3△72銀
が考えられます。

②-1△25桂
△25桂ならどうか。
シンプルに攻めたパターンです。
先手の応手としては
②-1-1▲46歩
②-1-2▲85飛車

が考えられます。

②-1-1▲46歩

▲46歩ならどうか。
これは△55角を緩和する意味がある。
▲46歩以下、
△37歩▲37同桂。

結果図は先手良し。
この図面の結論が全てでこれ以上手がない。
△同桂成りは▲同玉です。

②-1-2▲85飛車
▲85飛車ならどうか。
これは桂取りと83飛車成を狙っています。

この先の進行例というよりもこれが一番厳しそうですね。
55角も消しているし
△37歩から桂交換になった場合は▲38金から矢倉にするような感じでいいでしょう。

②-2△36歩
△36歩とためる手にはどう対応するか。
次の一手のような図面ですが、すぐ先手優勢にできます。

▲35飛車ですね。
これ以上後手から手がないです。

②-3△72銀
△72銀ならどうか。
これは後手からすぐの仕掛けが難しいのでいったん囲おうとしています。

ここで先手の手番ですが、
②-3-1▲46歩
②-3-2▲39玉
が考えられます。

②-3-1▲46歩
▲46歩ならどうか。
これが一番無難そうですね。
後手の手としては
②-3-1-1△71玉
②-3-1-2△14歩
が考えられるところです。

②-3-1-1△71玉

△71玉とお互い囲うとどうなるか。
△71玉以下、
▲39玉△82玉▲56銀。

結果図は先手指しやすい。
▲34歩△25桂▲26歩と桂を目標に攻めるのが良いと思う。

②-3-1-2△14歩
△14歩ならどうか。
②-3-1-1の手順だと桂を攻められた時に困ったので、
端を先につめておいて端攻めをみてる。

△14歩以下、
▲56銀△15歩▲26歩△13角▲47銀。

結果図は先手指しやすい。
▲34歩も残っているし、▲21飛車もあるし▲65歩もあるし、
後手まとめるのが相当大変だと思います。

②-3-2▲39玉

先手の失敗パターンにも触れておきます。
それがこの▲39玉です。

これにはすぐ△45桂とされます。

▲58金には△79飛車、
▲58銀には△55角、
といった具合で後手の攻めが止まらないです。

というわけで結論です
①▲56銀⇒先手良し
②▲48玉⇒先手良し
でした。

次回ですが、ここで△36歩も調べておこうと思います。
コビンに歩を垂らされて気持ち悪いですが、
対処方法を知っていれば大丈夫なので紹介します。

ここまで読んで頂きありがとうございました。