相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究③
こんにちは。nirosu2です。
相振り飛車、先手向かい飛車VS後手三間飛車研究第3回やっていきます。
今回から相振り飛車の研究に入っていこうと思いますが、
早速この仕掛けですね。
ここで△36同飛車と△55角にわかれるのですが、、
△36同飛車から調べていこうと思います。
これに対して▲37歩だと先手側単純に1歩交換して進みますが、
気になる手があります。
▲38飛車ですね。
飛車交換にもしなったら先手だけ駒をたくさん動かしている分得になりそうです。
ここをテーマ図に何回かに分けて書いていこうと思います。
というわけで勢い△38同飛車成▲38同銀と進めます。
ここで後手の手が広そうですね・・・
△72銀、△55角、△33桂、△36歩等いろいろと考えられる局面です。
今回は△55角からの戦いを掘り下げていこうと思います。
ここで先手の手番ですが
①▲37銀
②▲37歩
が考えられます。
①▲37銀
▲37銀ならどうか。
これに対しても対応がいろいろありそうです。
①-1△37角成
①-2△74歩
①-3△33桂
が想定されます。
①-1△37角成
△37角成といきなり角を切る手はどうか。
△37角成以下、
▲37同桂△29飛車。
結果図は互角ながら先手かなり大変そうです。
▲37銀だとこういう強襲も覚悟しなきゃいけない展開です。
次の△38銀が単純でかなり受けにくい。
▲39歩と受けることになりそうですが、
△36歩と△19飛車成が継続手。
①-2△74歩
△74歩ならどうか。
△74歩以下、
▲38金△42銀▲46銀△82角▲65歩。
結果図は先手指せる。
△44歩と止めらえても▲22飛車とやっていきます。
①-3△33桂
△33桂ならどうか。
△33桂以下、
▲46銀△45桂▲58銀。
結果図は先手指せる。
最後の▲58銀が大事な手で、金上がって受けてしまうと飛車を打って暴れられる。
②▲37歩
▲37歩ならどうか。
①の▲37銀だと後手からいろいろと動く手がありそうでしたので、
▲37歩の方が安全そうです。
ここで後手の手番ですが
②-1△72銀
②-2△36歩
②-3△74歩
が考えられます。
②-1△72銀
△72銀ならどうか。
△72銀以下、
▲48玉△71玉▲39玉。
結果図は一局の将棋。
先手の手得が大きい?かもしれないが、局面自体は互角だと思う。
②-2△36歩
△36歩にはどう対応するか。
△36歩以下、
▲56銀△37歩成▲55銀△38と▲38同金。
結果図は先手優勢。
一気に3筋を攻めるのは無理そうです。
②-3△74歩
△74歩ならどうか。
ここで先手の手番ですが、
②-3-1▲48玉
②-3-2▲85飛車
②-3-1▲48玉
▲48玉と囲う手を指したらどうなるか。
▲48玉以下、
△36歩▲56銀△82角▲65歩△37歩成▲37同銀△36歩▲46銀△28飛車。
結果図は互角ながらやや後手指せそう。
27に飛車を成られると結構大変そうです。
②-3-2▲85飛車
▲85飛車ならどうするか。
この手を是非覚えて頂きたいです。
後手の手番ですが
②-3-2-1△73角
②-3-2-2△75歩
が考えられます。
②-3-2-1△73角
△73角ならどうするか。
△73角以下、
▲83飛車成△72銀▲74龍△36歩▲65歩△37歩成▲37同銀△36歩▲46銀△28飛車▲39金△27飛車成。
結果図は先手優勢。
▲11角成でいいと思います。
②-3-2-2△75歩
△75歩と変化したらどうなるか。
△75歩以下、
▲83飛車成△72銀▲85龍△76歩▲76同銀△54歩。
結果図は先手優勢。
攻防共に後手指す手がない。
さて結論ですが、
①▲37銀⇒互角ながら後手指せる変化もある
②▲37歩⇒先手優勢
でした。
△55角だと先手がよくできそうだったので、
次回は後手からの違う手を調べます。
ここまで読んで頂きありがとうございました。