四間飛車VS居飛車穴熊 速攻編⑫
こんにちは。nirosu2です。
四間飛車VS居飛車穴熊 速攻編第12回やっていきます。
前回はここで▲99玉からの指し方を調べました。
これまでの記事でも書いてきましたが、
離れ駒が多い状況で潜っていくのはやや無理そうでした。
ということで▲78金ですね。
もぐる前に駒をまとめてから▲99玉がよさそうです。
ここで振り飛車の手番で△32飛車と△22飛車が考えられるのですが・・・
今回の記事では△22飛車を深掘りしていこうと思います。
ここで居飛車何を指すか。
考えられる手としては、
①▲67金右
②▲36歩
③▲28飛車
が考えられます。
①▲67金右
▲67金右を見てみます。
これは居飛車側が受けずに駒組みを進めた手です。
▲67金右以下、
△24歩▲36歩△25歩▲35歩△26歩▲36飛車△27歩成
▲34歩△44角▲65歩△37と。
結果図は振り飛車優勢。
これが狙いで、2筋突破を狙っています。
②▲36歩
▲36歩ならどうか。
これは振り飛車側から攻められる前に先に居飛車から攻めようって手です。
▲36歩以下、
△36同歩▲36同飛車△32飛車。
結果図は互角。
これは振り飛車党の方は覚えて頂きたい受け方です。
次に△44角から飛車交換を狙っています。
飛車交換した後に振り飛車陣に隙が少ない。
例えば▲37桂だったら、
△44角▲32飛車成△32同銀と進みます。
ここでもし▲31飛車と打たれても△42金で受かります。
次に△41金から飛車を捕獲します。
なので居飛車党はこういう展開を避ける事が多いです。
③▲28飛車
▲28飛車を調べます。
①と②のような展開を避けるならこれになります。
ここで振り飛車側の手番ですが、
③-1△82玉
③-2△24歩
③-3△64歩
が考えられます。
③-1△82玉
△82玉ならどうか。
これは損のない手で居飛車に何か指させて方針を決めようってことです。
△82玉以下、
▲67金△64歩▲99玉△44銀▲88銀△74歩。
結果図は互角の序盤だと思う。
居飛車側から打開策があれば有効だと思う。
振り飛車側は高美濃の駒組みを進めといて歩が入ったら端攻めです。
最初の△82玉にかえて△64歩を先にしても意味は同じです。
③-2△24歩
△24歩を見てみます。
これは受けられても狙い通り仕掛けていく手です。
△24歩以下、
▲24同歩△24同飛車▲24同飛車△24同角
▲28飛車△23歩▲65歩。
結果図は居飛車指せる。
39や49に飛車を打ってもすぐに取れる駒がない。
というわけで結論です。
①▲67金右⇒振り飛車優勢
②▲36歩⇒互角
③▲28飛車⇒振り飛車指せる。
でした。
今回はここで△22飛車と指した展開を紹介しました。
居飛車が正しく指せば互角だと思いますが、
振り飛車側も調べていれば対応できそうです。
次回は△22飛車ではなく△32飛車をやっていきます。
今回は短いですがここまでにします。
読んで頂きありがとうございました。