にろすのおうち

将棋とカラオケとドラクエと妻が好きな30代男性です。なんでもほどほどに。

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究⑦

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究第7回やっていきます。

今回から△32飛車と引いた形を調べていこうと思います。

これまで飛車交換をする変化を掘り下げましたが、
むしろこっちの方が多いかもしれないです。

先手の手番で
ここも何を指すか悩ましいですが・・・・

今回は▲28銀を深掘りしていこうと思います。
お互いに自分から飛車交換をせずに囲いを進めるならこの手ですね。

▲32同飛車成もあると思うんですが、
結論を先に書くと、その手は後手から飛車交換したのと同じような変化になりました。
その為割愛します。

ここで後手の手番ですが
①△72玉
②△72銀
③△38飛車成

①△72玉
△72玉ならどうか。
ここでも飛車交換をまだせずに囲っていく手ですね。

△72玉以下、
▲48玉△82玉▲39玉△72銀▲56銀。

結果図は互角。
一目後手が美濃完成していて良さそうなんですが意外といい勝負。
例えば飛車交換になれば矢倉に組み替えれるし、
△54歩なら▲46歩で銀を引きましょう。

②△72銀
△72銀にはどう対応するか。
これは①と同じなんですが、違う進行もあるので紹介しておきます。

△72銀以下、
▲48玉△71玉▲96歩△14歩▲95歩△52金▲37銀△33桂▲36銀。

結果図は互角。
△72銀で美濃囲い確定なので端を先につめておく作戦です。
後手から1筋をついても28銀と先に備えているので、これは先手少し得。

③△38飛車成
△38飛車成も見ておきます。
これは①で矢倉に組み替えれるし~と書いたんですが、
矢倉に組み替えた時の指し方も触れておきたいのでやっときます。

これには▲同金ですね。

ここで後手の手番ですが
③-1△14歩
③-2△44歩
③-3△24歩
③-4△72銀
が想定される。

③-1△14歩
△14歩ならどうか。

△14歩以下、
▲48玉△72玉▲37銀△33桂▲39玉△71玉。

結果図は一局の将棋だけど後手の方が苦労する展開だと思います。

後手側には21に飛車うちの隙があるので△13角とは指しにくい。
かといって結果図以下▲36銀だと、△13角▲35歩△34歩に▲21飛車と返してもどうなっているかすぐ判断できない・・・

なので結果図からは▲28玉が多分無難で、
その後は9筋をつめておいて後手に何か指させて動き方を決めるのが良いと思う。

③-2△44歩
△44歩ならどうか。
矢倉だと4筋を攻めるのが基本的な攻めになるので、
それを見越した手です。

△44歩以下、
▲48玉△72銀▲37銀△33桂▲39玉△32銀▲65歩△25桂▲28銀。

結果図は先手指しやすい。
これは単純に▲26歩から桂を取りに行って十分。

③-3△24歩
△24歩ならどうか。
こっれは③-2の補足的な内容。

△24歩以下、
▲48玉△72銀▲37銀△33桂▲39玉△25桂▲46銀。

結果図は先手指しやすい。
後手の桂に足場があるので銀は46に逃げるのが良いと思います。

③-4△72銀
△72銀を見てみます。

後手側はすぐ動く手段は難しそうなので囲うのが良いと思います。
これには▲48玉△71玉▲37銀と進めます。

ここで後手の手番ですが
③-4-1△33桂
③-4-2△14歩

が考えられます。

③-4-1△33桂
△33桂を調べます。
これに対して先手の対応は二つあって、
③-4-1-1▲36銀
③-4-1-2▲39玉
この記事で何度か出た手順ですね。

③-4-1-1▲36銀
▲36銀だとどうなっているか。
▲36銀以下、
△24歩▲21飛車△25桂▲56銀。

結果図は互角。
やっとでてきた▲21飛車ですね。

先手側バラバラなようですが、実は陣形に隙が無い。
ただ網が破れたらすぐ崩壊なので神経使いそうですし、
実戦的に互角だと思う。

③-4-1-2▲39玉
▲39玉ならどうか。
これはこの局面ですぐ△45桂とはねてくる手が成立しないことを見越してる。

▲39玉以下、
△45桂▲46銀△44歩▲21飛車。

結果図は先手指しやすい。

③-4-1-1に書いたのと同じ理屈になるけど
後手陣に隙がないし先手の逃げ道が広いのでこっちの方がいいと思う。

③-4-2△14歩
最後に△14歩ならどうなっているか。
△14歩以下、
▲39玉△15歩▲46歩△32銀▲56銀△24歩▲28玉△13桂▲26歩。

結果図は先手苦戦。
平凡に△25歩から攻められてもあまり自信無い局面です。

というわけで結論。
①△72玉⇒互角
②△72銀⇒互角
③△38飛車成⇒互角ながら先手指せる変化が多い。でも正しく指せば後手よさそう

でした。
なので▲28銀より違う手がよさそうなんでしょうね~

次回は、ここで▲28銀以外の手がないか考えてみたいと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究⑥

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車研究、先手向かい飛車VS後手三間飛車第6回やっていきます。

駒組み途中の一変化を調べているだけで既に6回目になってしまいました・・
かなり長くなりそうです(^^;)

 

この形での戦い方を調べてきましたが、
最後に調べておきたい手があります。

 


△14歩ですね。
今回はこの手に対する対応を調べていこうと思います。

将棋クエストでよくされる手なんですが
後手の狙いは1筋の歩を捨てた後香車も捨てて△19飛車と打ってきます。

振り飛車はとにかく受け側は玉側の端歩は受けない方がいいです。

というわけで先手は
①▲68玉
②▲48玉
で考えていこうと思う。

①▲68玉
▲68玉ならどうか。
▲68玉以下、
△72玉▲78玉△82玉▲65歩。

結果図は先手有望だと思います。
△14歩がすぐ働く手になっていないし、先手の指し手がわかりやすい。

振り飛車しか指さない人には
玉を左側に囲うのは慣れていない人も多いかもしれないですが、
こういう手も有効です。

②▲48玉
▲48玉ならどうか。
これに対しては後手手が広いですが、
仮に△72銀とします。

ここで先手の手番ですが
②-1▲39玉
②-2▲96歩
が考えられます。

②-1▲39玉
▲39玉ならどうか。
▲39玉以下、
△71玉▲96歩△33桂▲56銀△15歩▲28玉△25桂。

結果図は互角ながら後手指しやすそう。
例えば▲26歩としても△17桂成から端で強引に動いても
後手陣がしっかりしているので先手大変だと思います。

②-2▲96歩
▲96歩。
▲39玉よりも先にこっちが良いと思います。

ここで後手の手番ですが
②-2-1△13角
②-2-2△71玉
が考えられます。

②-2-1△13角
△13角ならどうか。
△13角以下、
▲58銀△71玉▲39玉△82玉▲37歩△32銀▲28玉△33桂。

結果図はいい勝負だと思います。

先手は低く構えて堅く囲っているけど攻め味がない。
後手は積極的な陣形になってるけど具体的にどこを攻めるかが難しい。

②-2-2△71玉
△71玉ならどうなっているか。
②-1の▲39玉とは少し意味が違って、先手側は角道が閉じている。

先手の手としては
②-2-2-1▲95歩
②-2-2-2▲39玉

が考えられます。

②-2-2-1▲95歩

▲95歩ならどうか。
▲95歩以下、
△82玉▲37歩。

結果図は互角。
▲39玉を保留していて57の地点を玉で守っているから、
ここで後手から△13角に▲65歩とする手もある。
結果図で△33桂なら▲21飛車です。

でも先手側は囲えてないので戦いが起きたら強く踏み込みにくいので
形勢は互角としておきます。

②-2-2-2▲39玉
▲39玉ならどうか。

紹介した変化の流用で対応できると思いますが、
触れておきたい手があるので書いておきます。

▲39玉以下、
△36歩▲37歩。

結果図は後手が少し損。
△36歩とコビンに足らされるのは▲37歩と合わせましょう。

△36歩以外の手でも▲37歩としっかり打っておくのが良いと思います。

というわけで結論ですが、
①▲68玉⇒先手有望
②▲48玉⇒互角

でした。

少し局面を戻します。
△36歩▲36同歩△36同飛車に▲38飛車とぶつけた局面です。

ここで勢い△38同飛車とする変化を調べてきましたが、
△32飛車と冷静に引く手もありそうです。

基本的には△38同飛車で書いてきた変化と似たような対応で問題ないんですが、
次回からこれもやっておきます。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究⑤

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究第5回やっていきます。

この形を巡る攻防をいろいろと調べてきました。
前回は△33桂、前々回は△55角をやりました。

今回は△36歩からの戦いを深掘りしていこうかなと思います。

ここで先手の手番ですが
①▲37歩
②▲48玉
③▲56銀
が考えられる。

①▲37歩
▲37歩ならどうか。
これは打たれた歩を消しながら銀を前に出そうという手です。

後手から考えられる手としては、
①-1△37同歩成
①-2△33桂
が想定される。

①-1△37同歩成
△37同歩成ならどう指すか。

△37同歩成以下、
▲37同銀△33桂▲48玉△25桂▲46銀。

結果図は先手指せる。
これは前回調べた△33桂と同じ理屈。

①-2△33桂
△33桂ならどうか。
これに対しては先手違う対応が必要になります。

△33桂以下、
▲36歩△45桂▲68玉△55角▲46飛車。

結果図は先手良し。
▲46飛車がぴったりの受け。
後手歩切れで37に歩が打てないので継続がないです。

②▲48玉
▲48玉ならどうか。
これは構わず囲おうという手です。

▲48玉以下、
△55角▲37歩△37同歩成▲37同銀△36歩▲46銀△28飛車。

結果図は互角ながら実戦的に後手指しやすいと思います。
局面は互角でも先手だけかなり攻め込まれてるのが気になりますね。

結果図以下▲39玉で受かってるかもしれないですが、
先手側が好んで指すような変化ではないと思う。

③▲56銀
▲56銀ならどうか。
ここで後手の手番ですが

③-1△72銀
③-2△14歩
が考えられます。

③-1△72銀
△72銀ならどうか。

△72銀以下、
▲48玉△14歩▲46歩△32銀。

結果図はいい勝負です。
穏やかな進行でお互い囲い合っていくと思われます。

③-2△14歩

△14歩ならどう対応するか。
これに対して▲16歩と挨拶はしたくないものです。

③-2-1▲48玉
③-2-2▲26飛車
が良いと思われます。

③-2-1▲48玉
▲48玉ならどうか。
②の変化を踏まえてになりますが、
今度は56に銀がいてるので△55角がないです。

▲48玉以下、
△72銀▲46歩△13角▲47銀△71玉▲38金。

結果図は一局の将棋です。
先手も陣形がしっかりしているし、
後手も動かす駒が難しいですが片美濃囲いが完成してこれからって感じでしょう。

③-2-2▲26飛車
最後に▲26飛車を調べておきます。
これがやりたいので▲56銀を指してるというのもあります。
27の成と36の歩を狙っています。

▲26飛車以下、
△32銀▲96歩△72玉▲48玉△82玉▲95歩。

結果図は互角ながら先手指しやすい。
36歩は取ると見せかけて取らずに進めるのも有効です。
後手から動かす駒が難しく、先手の方が指しやすいと思います。

結論ですが
①▲37歩⇒先手指しやすい。
②▲48玉⇒後手指せる。
③▲56銀⇒互角

でした。

次回はこの形の攻防の最後に、△14歩をやっておこうと思います。
将棋クエスト2切れでよくされる手なので調べておきます。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究④

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究第4回やっていきます。

後手の△36歩から1歩交換に対して、
▲38飛車と飛車をぶつけた後取った図面です。

前回はここで△55角を調べましたが今回は違う手を見てみます。

△33桂ですね。
今回はこの手を深掘りしていこうと思います。

奇襲気味の変な手なんですが調べときます。

ここで先手の手番ですが
①▲56銀
②▲48玉
の二つで考えていきます。

①▲56銀
▲56銀からみていきます。

この手さえ指しておけば
△45桂と桂をはねた後の△55角を消すことができる。

▲56銀以下、
△72銀▲48玉△71玉▲39玉△42玉▲65歩
△32金▲34歩△25桂▲22角成△22同金▲66角。

結果図は先手指せる。
囲いあって進んで後手が指す手がなく△25桂とはねるくらいですが、
角交換したら▲66角です。

②▲48玉
▲48玉ならどう進むか見てみます。

後手の手番ですが
②-1△25桂
②-2△36歩
②-3△72銀
が考えられます。

②-1△25桂
△25桂ならどうか。
シンプルに攻めたパターンです。
先手の応手としては
②-1-1▲46歩
②-1-2▲85飛車

が考えられます。

②-1-1▲46歩

▲46歩ならどうか。
これは△55角を緩和する意味がある。
▲46歩以下、
△37歩▲37同桂。

結果図は先手良し。
この図面の結論が全てでこれ以上手がない。
△同桂成りは▲同玉です。

②-1-2▲85飛車
▲85飛車ならどうか。
これは桂取りと83飛車成を狙っています。

この先の進行例というよりもこれが一番厳しそうですね。
55角も消しているし
△37歩から桂交換になった場合は▲38金から矢倉にするような感じでいいでしょう。

②-2△36歩
△36歩とためる手にはどう対応するか。
次の一手のような図面ですが、すぐ先手優勢にできます。

▲35飛車ですね。
これ以上後手から手がないです。

②-3△72銀
△72銀ならどうか。
これは後手からすぐの仕掛けが難しいのでいったん囲おうとしています。

ここで先手の手番ですが、
②-3-1▲46歩
②-3-2▲39玉
が考えられます。

②-3-1▲46歩
▲46歩ならどうか。
これが一番無難そうですね。
後手の手としては
②-3-1-1△71玉
②-3-1-2△14歩
が考えられるところです。

②-3-1-1△71玉

△71玉とお互い囲うとどうなるか。
△71玉以下、
▲39玉△82玉▲56銀。

結果図は先手指しやすい。
▲34歩△25桂▲26歩と桂を目標に攻めるのが良いと思う。

②-3-1-2△14歩
△14歩ならどうか。
②-3-1-1の手順だと桂を攻められた時に困ったので、
端を先につめておいて端攻めをみてる。

△14歩以下、
▲56銀△15歩▲26歩△13角▲47銀。

結果図は先手指しやすい。
▲34歩も残っているし、▲21飛車もあるし▲65歩もあるし、
後手まとめるのが相当大変だと思います。

②-3-2▲39玉

先手の失敗パターンにも触れておきます。
それがこの▲39玉です。

これにはすぐ△45桂とされます。

▲58金には△79飛車、
▲58銀には△55角、
といった具合で後手の攻めが止まらないです。

というわけで結論です
①▲56銀⇒先手良し
②▲48玉⇒先手良し
でした。

次回ですが、ここで△36歩も調べておこうと思います。
コビンに歩を垂らされて気持ち悪いですが、
対処方法を知っていれば大丈夫なので紹介します。

ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究③

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車、先手向かい飛車VS後手三間飛車研究第3回やっていきます。

今回から相振り飛車の研究に入っていこうと思いますが、
早速この仕掛けですね。

ここで△36同飛車と△55角にわかれるのですが、、

△36同飛車から調べていこうと思います。
これに対して▲37歩だと先手側単純に1歩交換して進みますが、
気になる手があります。

▲38飛車ですね。
飛車交換にもしなったら先手だけ駒をたくさん動かしている分得になりそうです。

ここをテーマ図に何回かに分けて書いていこうと思います。

というわけで勢い△38同飛車成▲38同銀と進めます。

ここで後手の手が広そうですね・・・
△72銀、△55角、△33桂、△36歩等いろいろと考えられる局面です。

今回は△55角からの戦いを掘り下げていこうと思います。

ここで先手の手番ですが
①▲37銀
②▲37歩

が考えられます。

①▲37銀
▲37銀ならどうか。
これに対しても対応がいろいろありそうです。

①-1△37角成
①-2△74歩
①-3△33桂
が想定されます。

①-1△37角成
△37角成といきなり角を切る手はどうか。
△37角成以下、
▲37同桂△29飛車。

結果図は互角ながら先手かなり大変そうです。
▲37銀だとこういう強襲も覚悟しなきゃいけない展開です。

次の△38銀が単純でかなり受けにくい。
▲39歩と受けることになりそうですが、
△36歩と△19飛車成が継続手。

①-2△74歩
△74歩ならどうか。
△74歩以下、
▲38金△42銀▲46銀△82角▲65歩。

結果図は先手指せる。
△44歩と止めらえても▲22飛車とやっていきます。

①-3△33桂
△33桂ならどうか。

△33桂以下、
▲46銀△45桂▲58銀。

結果図は先手指せる。
最後の▲58銀が大事な手で、金上がって受けてしまうと飛車を打って暴れられる。

 

②▲37歩
▲37歩ならどうか。
①の▲37銀だと後手からいろいろと動く手がありそうでしたので、
▲37歩の方が安全そうです。

ここで後手の手番ですが
②-1△72銀
②-2△36歩
②-3△74歩
が考えられます。

 

②-1△72銀
△72銀ならどうか。
△72銀以下、
▲48玉△71玉▲39玉。

結果図は一局の将棋。
先手の手得が大きい?かもしれないが、局面自体は互角だと思う。

②-2△36歩
△36歩にはどう対応するか。

△36歩以下、
▲56銀△37歩成▲55銀△38と▲38同金。

結果図は先手優勢。
一気に3筋を攻めるのは無理そうです。

②-3△74歩
△74歩ならどうか。
ここで先手の手番ですが、

②-3-1▲48玉
②-3-2▲85飛車

②-3-1▲48玉
▲48玉と囲う手を指したらどうなるか。

▲48玉以下、
△36歩▲56銀△82角▲65歩△37歩成▲37同銀△36歩▲46銀△28飛車。

結果図は互角ながらやや後手指せそう。
27に飛車を成られると結構大変そうです。

②-3-2▲85飛車
▲85飛車ならどうするか。
この手を是非覚えて頂きたいです。

後手の手番ですが
②-3-2-1△73角
②-3-2-2△75歩
が考えられます。

②-3-2-1△73角
△73角ならどうするか。
△73角以下、
▲83飛車成△72銀▲74龍△36歩▲65歩△37歩成▲37同銀△36歩▲46銀△28飛車▲39金△27飛車成。

結果図は先手優勢。
▲11角成でいいと思います。

②-3-2-2△75歩
△75歩と変化したらどうなるか。
△75歩以下、
▲83飛車成△72銀▲85龍△76歩▲76同銀△54歩。

結果図は先手優勢。
攻防共に後手指す手がない。

さて結論ですが、

①▲37銀⇒互角ながら後手指せる変化もある
②▲37歩⇒先手優勢
でした。

△55角だと先手がよくできそうだったので、
次回は後手からの違う手を調べます。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

相振り飛車研究 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究②駒組み

こんにちは。nirosu2です。
振り飛車研究先手向かい飛車VS後手三間飛車第2回やっていきます。

何から話せばいいのか悩ましいですが
便宜上、駒組み編と名前をつけて進めていきたいと思います。

先手が▲77角と上がった所です。
ここで後手の手番で手が広いですね。

△36歩 
△72銀 
△42銀 
△52金 
△72玉 
△14歩 

いっぱい考えられますね。
実戦的には△36歩、△72銀、△42銀が多いです。
△72銀や△42銀については本編でやります。

△52金の場合、先手はどうするか。
これには普通に▲88飛車と回って良いと思います。
△52金は損ではないんですが、急いで指す必要もないかな?という印象の手です。

理由としてはいずれ玉の位置が62では強く戦えないので、
いずれ△72銀や△72玉は必ず指すと思うのでそっちを優先したほうがいいと思うし、
他の変化で勉強した形に合流するので先に△52金を指した場合を意識して研究する必要性もないかなあと。

△36歩については後述。

△72玉の場合、先手はどうするか。
これには▲88飛車もありなんですが、先に▲96歩でもいいと思います。
振り飛車において端歩のつき合いは基本的に受ける方が損です。
▲96歩に対して受けても受けなくても▲88飛車は指します。

後手側の囲いの選択肢は金無双か穴熊だと思いますが、
美濃にするなら△72銀~△71玉型で戦う方が一手早いのでやや損。

ちなみに相振り飛車穴熊はおススメできないです。

例えばこの図面。
ここで▲74歩△74同歩▲94歩△94同歩▲85桂という攻め筋があります。

実際は△75歩▲75同角△77角とか反発ありますけど、
AI的に互角でも先手がかなり勝ちにくいです。

これでも▲94歩でOKです。

これもよくありますね。
この形だといきなり突っ込んでいく手があります。

▲74歩△74同歩▲94歩△94同歩▲85桂。

△45歩だったら、
▲93歩△93同香車▲93同桂成△93同銀▲93同角成!△93同桂▲94香車

といった感じです。

角もいきなり切ってしまうのがコツ。
局面互角でも後手が相当勝つのは大変です。

△14歩の場合は先手どうするか。
これも▲88飛車なんですが、▲16歩と受けない方がいいです。

例えば端歩受けた状態でお互い美濃囲いで進んだとします。
ここでいきなり△15歩という手があります。

▲15同歩△17歩に▲同香は△25桂、△同桂は▲15香車です。

こんな要領で1歩あるだけで手に成ってしまう可能性があるので、
端歩の付き合いは受けたほうが損になる場合が多いです。

しかも後手三間だと後手側すぐに1歩入手できますので、
この筋は常に警戒が必要になります。

その為先手側を持つ時は美濃囲いではなく、金無双か矢倉で戦いたい。

残りは△36歩ですね。
これは単純なんですが結構難しいんです。

振り飛車を選択するなら▲36同歩と取るより他ないんですが・・・

ここで普通に指すなら△36同飛車なんですが、
△55角という手もあります。

この△55角も意外に厄介で、対処方法を知ってないと一気にやられることもあります。

 

この変化、実践でめっちゃよく出てきます。

次回からはこの△36同飛車と△55角、

この二つの戦いを掘り下げていこうかなあと思ってます。
今回は短いですがここまでにします。
読んで頂きありがとうございました。

相振り飛車 先手向かい飛車VS後手三間飛車研究研究①概要

こんにちは。nirosu2です。
今回から相振り飛車の研究記事をやっていこうと思います!!

 

振り飛車って勉強するのがかなり難しくて、
対抗形や相居飛車に比べると定跡と言えるようなものがかなり少ないように思います。

振り飛車党でも相手が振り飛車なら自分は居飛車を指すっていう対抗形党もいますので、
プロの実践もそこまで多くない。

しかし将棋ウォーズや将棋倶楽部24ではよく出てくる形ではありますので、
調べていればそれなりに勝てるものでもあります。

何から話していけばよいか決めかねていて、
タイトルもどうしようかなと思ってます(;´Д`)

 

書きながら整理していくので

この記事ではこういうのやろうと思ってます~っていう
全体の概要的なものと思っていただければと思います。

 

何から書いていけば良いのか分からないので、
思いついたところからいろいろと書いていきます。

先手向かい飛車VS後手三間飛車をやろうと思ってます。
長年振り飛車やってますがこうなることが最も多い。


後手側は美濃囲いで固定して調べていきます。
菅井ノートの影響だと思いますが、
後手側は美濃囲いを採用する人が一番多い印象がある。

後手から△36歩と突かれた場合の対処。
これを先手から取るタイミングの判断は、
後手側の銀が42にいたら取る、31にいたら取らなくていいと思ってる。

先手側が36の歩を取らずに駒組みを進めて、
△42銀と上がられた局面です。
こうなった場合は▲36歩としたいんですが、
もし▲48玉としてしまうとどうなるか。

▲48玉以下、
△37歩成▲37同銀△36歩▲28銀△33銀▲46歩△44銀▲35銀。

こう進んでしまうと早くも後手良しです。
銀の出足が早くて上部を抑え込まれてしまいます。

ここまで後手側うまくいくことは少ないけど、
銀を35に設置しておけば大体後手勝ちやすい将棋。

というわけで△42銀と上がった所は先手側
▲36歩と応じるのが良いと思われます。

先手側の囲いは金無双か矢倉を目指します。
先手側は美濃は個人的におススメできないです。
理由は3筋で1歩交換した後に1筋から端攻めされるのがめちゃくちゃ早い。

3筋の1歩交換をした局面です。
矢倉を目指すなら▲48玉、金無双なら▲37歩という感じです。

後手側は浮き飛車にしてくることが多いです。
後手の飛車は、先手が矢倉なら32まで引き、金無双なら34が常識でした。

菅井ノートを読んだ方なら分かると思うんですが、
実は矢倉でも浮き飛車にするのが有力と分かりました。

先手側が矢倉で駒組みを進めるとだいたいこんな感じになります。
ここで後手からいきなり△45歩と動く手がある。

初見の方はかなり驚いたと思うんですが
実はこれがめっちゃ強力かつ単純で強い。

先手側同歩と応じる他ないですが、
更に▲65歩とします。

これを先手側から対応するのがかなり難しいんです。

ここを基本図にして、
先手向かい飛車矢倉VS後手三間美濃を研究していく予定にしてます。

▲86歩と飛車先をついてないパターンもやります。
意味としては▲85歩間に合わないので囲いの優先と角交換になった後
▲86角を用意しています。

序盤の駒組みに戻ります。

後手からの1歩交換を先手側▲37歩と受けると金無双になります。
先手は金無双を選ぶことが多いです。


駒組みを普通に進めるとこんな図面になります。
ここで後手側は△33銀と△44歩に大きく分岐します。

ここを基本図として、
先手向かい飛車金無双VS後手三間美濃もやりたいなあと思う。

もっと手前で△36歩をしてくるパターンもあります。

これも意外と厄介で、同歩の後△55角とか乱戦にして来られることもあります。


こんな感じの3つを基本図に、
先手向かい飛車VS後手三間飛車の研究やっていきます。

ブログで全部やると凄いボリュームになりそうですね。
というのは、振り飛車党なら先手側も後手側も持つ可能性があって、
双方細かく調べる必要があります。

頻出する形でもありますから、
将棋ウォーズの3切れだと時間節約のため早く指すことが大事になってくるので、
研究しているとただ知ってるだけで勝ちにできる将棋も多くあります。

どこか割愛する可能性もありますが、こんな予定にしています。

今回は以上です。
ここまで読んで頂きありがとうございました。